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まだまだ Downadup/Conficker ウイルスにもご注意を!


先日、100台規模の Downadup/Conficker ウイルス駆除を行いました。古い資産を運用するしかないケースも場合によってはあるかと思います。業務上、外部とデータのやり取りをする部門については、ウイルス対策ソフトの入った検査用のPCと言いましょうか、関所を設置し、内部ネットワークにウイルスが入らないように対策を取ってください。

ちなみにですが、ウイルスバスターのトレンドマイクロさんが毎月レポートを作成していますが、Downadup/Conficker ウイルスはいまだに発見ベースで上位にいます。そういった意味では、遭遇する可能性はまだまだあります。

ただし、進化という進化をしなかったため、現在であればどのウイルス対策ソフトでも100%検出できるといって過言ではありません。どうしても Windows2000 や XP SP2 など、ウイルス対策ソフトの使えないバージョンを使うしかない場合は、関所を設置し、外部からウイルスが持ち込まれないようにしてください。


今日は、上記ウイルス駆除作業について、反省というか見直しを行いました。大規模案件は数え切れないくらいやっつけてきましたが、見直すことでまだまだ作業がより早くかつ正確になると思います。いわゆる進化というヤツです。より少ない人数で早く、正確に作業できればお客さまにとってもコストなどいろいろな面でメリットがあります。よりお役に立てるようがんばってまいります!

ちなみにですが、今となっては100台規模であれば3人で18時間もあればというところです。たとえば、いろいろとクリックして確認するような作業では、ショートカットやバッチファイルを作るだけで時間短縮&より正確になります。確認作業はこまごまと多くありますので、クリックひとつで出来るようにすれば大幅な時間短縮になります。

またポカミスは命取りであり、絶対に防がなければなりません。万が一、再発し、やり直しがあれば、それこそ大きなロスタイムになってしまいます。とにかく、こまごまと作業が多いので、クリックひとつと簡素化し、ポカミスしない環境を作ることがとてもとても重要です。

もし作業手順やツールCDを作っていない状況で作業するなら、2.5倍以上の時間はかかるでしょう。さらにあれこれと手順が多くなるのでポカミスを起こす確率もグンと高くなります。毎回毎回このような改善をし、進化してきました。

根本の作業の流れについては、出尽くしていることもありますが、改善できる無駄はなかったと思います。こちらはOKです。しかし、今回の見直しをしていて気になったことは、ウイルスとは関係なくもともと調子の悪いマシンが比較的多くあったということです。

そもそも調子の悪いマシンはどうしてもあるので想定外ではないのですが、数が多くなると思った以上にロスタイムも大きくなると感じました。調子の悪いマシンに対する作業方法は確立出来ているので、ここは数が多いことも予想して段取りしておくことでロスタイムを防げると結論付けました。

長文になりましたが、古い資産を運用するしかないケースもあるかと思います。しかし、まだまだ Downadup/Conficker に遭遇する機会は多いです。できる限りの対策を行い、社内業務が止まらないように予防してください。

なお、Downadup/Conficker ウイルスの概要については、当社コラムもお読みください!
ダウンアド(Downadup/Conficker)ウイルスとは? その予防法も
インターネットやメールができない… もしかして「ダウンアド」ウイルス?
Downadup(ダウンアド)ウイルスの駆除手順
Downadup/Conficker はなぜすぐに再発するの? 駆除作業の注意点
Downadup/Conficker「なぜ MS08-067 を適用する必要があるの?」


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